2月24日に向けて。

最近、自分にとって煮えきれないというか、気持ちの行き場が分からない出来事がありました。好きなアイドルグループが解散することになったからです。 

 2018年1月20日、アイドルネッサンスは解散を発表。そして、翌月の2月24日のライブをもって解散します。 

 
アイドルネッサンスを知らない方にも向けて話すと、2014年にソニーミュージックアーティスツ(SMA)が40年目を機として生んだアイドルグループで、コンセプトは「名曲ルネッサンス
 
古今の名曲を彼女たちの歌とダンスによって新たな風を吹き込む、そんな感じで捉えてもらえれれば良いです。
現在は、新井乃亜石野理子、野本ゆめか、原田珠々華、比嘉奈菜子南端まいな宮本茉凜がメンバーです。(2015年橋本佳奈が卒業、野本・原田が2016年に加入し現体制に至る)
メンバーについてはTwitterで #アイドルネッサンスに感謝するネッサンス  #(メンバー名) で検索すると、どんな子たちだったか分かると思うので気になった方は是非見ていただければ…
 
さて、この名曲ルネッサンス。結成から約4年で1950年代から2010年代までの74曲をカバー、2017年にはBaseBallBear小出祐介によるオリジナル4曲を発表するという持ち曲の数とジャンルの幅広さは、なかなか類を見ないかと思います。
 

デビュー曲

 
このブログを書くに至る動機は、解散により自分の中でも一つの節目を迎えた(ルネが最後の「現場」だと思ってるから)、もやもやを整理したい、そういう理由もありますが、もう一つあります。
 
解散の発表から自分の中で芽生えたのがアイドルネッサンスというグループが存在したこと、始まりから終わりまで9人の女の子が輝いてたことを忘れないでほしい、歌を聴いてほしいということ。
少なくとも、この先のメンバーの行先もファンにも分かりません。分からないけど、アイドルネッサンスは変わらないし、きっと思い出すし、何か残したいと思いました。
このブログが永久とも思わないけど、発したことで誰かの記憶に残ればいいし、今からでも素敵な音楽、グループだねと思ってくれたら嬉しい。そんな気持ちで書いてます。
 
そんな訳で、百聞は一見にしかず。曲紹介みたいなことを始めてみようと思います。
 
funny bunny/the pillows (1999年) 
 
ピロウズのこの曲は、まさに決意の曲だと思ってます。橋本佳奈ちゃん卒業後の作品ということもあり、その後も色んな大事な場面で歌われます。とはいっても、私は現場に行き始めたのはこの1年くらいなので深いことは言えませんが…笑
ただ、自分にとってもこの曲は大切な曲です。
中高生の頃、よく聴いてた曲をアイドルネッサンスが歌ってることの衝撃、彼女たちが歌うことで原曲にはなかった意味や背景、色んなものが重なり、また自分も当時とは異なる環境、心境の中で聴くことで、funny bunnyの解釈がまるっと変わりました。この曲に本当に支えられて、後押しされて、なんとかやってこれた日々がありました。そう、品川駅で缶ビール片手にルネのfunny bunnyを聴きながら終電来るのを待つという生活が社会人2年目で一時期続いてしんどかったんですよね。笑 転職活動もその年にやってみたり。
 
ライブでいうと、石野の清々しい歌い出し、石野の歌うメンバーと確かめ合うようなアイコンタクト、石野と比嘉が向き合いながら歌う場面、すごく好きなんです。
デビュー曲では、きっと歌えない曲。色んなことを重ねながら、やっと歌える曲なのかなと思います。ただ、この曲と共に、もっともっと先を見たかったなというのが正直な今の気持ち。アイドルネッサンスとしてみんなが叶えたかった夢、私も見たかったなー
 
でも、さわおが言うように、地面は続いてる限り、好きな場所へ行けるってことで。笑